筋膜とは? 


最近では筋膜という言葉も一般的になってきていますが、メディアなどで一般的に使われている筋膜は、筋膜の一部を示しているだけに過ぎません。

筋膜とは結合組織という、人間が生きて、姿かたちを保つ物質や筋肉や骨、内臓同士を区分けするために仕切られたものもの総称であって、痛みや姿勢改善に必要なものも、その結合組織の一部に属します。

表在筋膜こそが人間のケアに必要な筋膜 

そして痛みや姿勢改善に必要な筋膜を【表在筋膜】といって最近ではFACIAといってメディアにも取り上げられるようになってきました。

表在筋膜は、鶏肉でいうと鶏皮の下についている部分で脂肪を含んだヌルヌルした物質です。

我々が見る死んだ鳥と違って、生きた人間の表在筋膜は体の使い方によって大きく変わってきます。

アスリートなど体を頻繁に動かしている人は、これらの組織は滑走感があり癒着をしていませんが、アスリートでも運動後は癒着を起こすためしっかりケアを繰り返しています。

先進国の人間はあまりにも動かなくなった 

先進国の人間は生活様式の変化により、50年前よりはるかに運動量は減っています。

仕事といえばデスクワークが中心、体を動かす仕事をする人でさえ単調な仕事を繰り返すことが多くなりました。

この座ったまま、同じことの繰り返しが筋膜に変調を起こし、腰痛や肩こりなどが多くなってきているのです。

筋膜整体とは? 

筋膜整体は痛みやコリのある場所の癒着だけを取るのではなく、痛みが起こっている場所、コリが起こっている場所をつくる

部分の癒着の解除をします。

例えば腰痛では、脚、背中、腕なんかも腰に負担をかけるポイントです。

肩こりの原因は使いすぎが偏る腕、同じ姿勢が続く肩や座りっぱなしで起こる足腰からの影響が強いのです。

 

私達が遭遇する痛みや違和感のほとんどは姿勢の崩壊によるものです 

怪我が原因で起こる痛みもありますが、我々に起こる多くの症状は姿勢が原因です。姿勢の崩壊は使わない筋肉が原因が起こることが

ほとんどです。そのためにレントゲンなどの医療機器では原因が特定できず、症状が長引くのです。

使わなくなった筋肉は例外なく縮こまったり、伸ばされ続ける結果癒着が起こるのです。

きれいな姿勢を保つには筋膜の癒着解除が必要なわけ 

 

姿勢をきれいに保つ秘訣は、全てをニュートラルにするということです。

どこかにブレーキが掛かっていたり、アクセルを踏みっぱなしにしている部分があると癒着が起こります。

ニュートラルな体というのは、急にブレーキ掛けたり、アクセルを全開にできる体のことです。スポーツ選手までとはいきまえんが、癒着のない体は怪我もしにくく、疲れにくい体になり、見た目もきれいな姿勢を保つ事ができるのです。