老化する原因の1つ【体の酸化】

体が老化する主な要因の1つは【体の酸化】というのが学者間の認識です。テレビでも本でも言われてますね。

この【体の酸化】とは何か?ということについて今回は書きました。

酸化することの例え2つ

体の酸化は、鉄がさびることに似ている為よく例えられています。

例1)鉄が酸素に触れるとさびる。

鉄が錆びるのは、空気中の酸素が鉄とくっついて、鉄が変化してしまいます。これが「錆び(さび)」です。時間の経過と共に最終的に錆びます。鉄が茶色っぽくなったりボロボロになったりします。

例2)空気に触れたリンゴが茶色くなる

他にはりんごが茶色くなることも酸化の例としてあげられており、空気中の酸素と反応するから酸化します。りんごを切ると、酸素が果肉に触れて、茶色く変わってしまいます。これを「酸化」といいます。

これらは酸素に触れることが原因で起きます。

体も酸素によって細胞が錆びていく感じです。

活性酸素

ここからは具体的に簡単にわかりやすく体の酸化について書きます。

体が酸素を使ってエネルギーを作る時に「活性酸素」というものがでてきます。

活性酸素は、体の中にある「暴れん坊酸素」みたいな感じです。普通の酸素は、人が呼吸してエネルギーを作るために使われますが、その過程でこの活性酸素というものが時々できてしまいます。

例えると

炎が燃える時にたまにバチバチっと火花が飛ぶ感じ。

酸素を使って体がエネルギーを作る時にたまにバチバチっと暴れん坊酸素が出る。それが活性酸素というイメージ。

活性酸素は、元気でバチバチして(イメージ)体の中の細胞やDNA(遺伝子)を傷つけることがあります。

これが初めに取り上げた鉄の錆びやりんごが酸素に触れて茶色くなる錆びと同じように細胞を傷めます。

活性酸素が多く発生した結果、体の細胞が傷つけ、シワが増えたり、体の機能が落ちたりし、これを「老化現象」とされています。

体の細胞が少しずつダメージを受けていくことが【体の酸化】という現象で、このダメージが長い間続くと、体が古くなっていく、つまり「老化」するということです。

これらが起きると細胞が弱まるので動脈硬化やがんなど病気にも繋がるというのが言われてるわけです。

活性酸素は体を守る役割もありある程度必要ですが、増えすぎると体に悪いです。

酸化に対抗する抗酸化

体には活性酸素をちゃんとコントロールする「抗酸化物質」という守り手がいます。

たとえば、ビタミンCやE、野菜や果物に含まれているものが、体の中で活性酸素を抑えてくれます。酸化のダメージを減らすことができ、老化を遅らせることができる。

しかし、ストレスや不規則な生活、紫外線、運動不足、喫煙などで活性酸素が増えると、その処理が追いつかず、細胞がダメージを受けることもあります。

だから、酸化をなるべく防ぐために、健康的な食べ物を食べたり、十分に休んだりすることが大切と一般的に言われてるわけです。

それ以外にも現在は老化の研究は進んでいます。上記の対策だけではまだまだ活性酸素を中和できていませんが、もっと中和していくことも現在は発見されています。日々研究は進んでるので。これについてはまた書いていきたいと思います。