大手化粧品会社の言うことが正しいわけではない～化粧品の選び方～

今回は表題のテーマで書いていきます。

本記事はお店のオーナーから確認した内容をもとに記載しています。
オーナーは13年間大手化粧品の代理店として働き、所長を経験した後、現在は独立して個人のお店としております。

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オーナーが大手化粧品会社の代理店として働いていた際、お店や研修会で化粧品のことやエステについて学んだ上でお客様の対応をしておりました。

あるとき化粧品の研究所に勤められているという方が来店され、いつも通り化粧品の説明を行ったところ

とご指摘を受けたみたいです。

どのような説明をしていたかと言うと、通常の化粧品と通常より価格設定が高い化粧品の違いをお伝える際、普通の化粧品であれば届かないような場所（肌の真皮の方）まで、金額が高い方の商品なら浸透しますよというような内容で話していたみたいです。

皮膚は上から順番に確認すると

表皮→真皮→皮下組織→筋肉

大きく区切るとこのような階層になっています。

表皮の角質層の部分には化粧品は浸透しますが、皮膚には外部から異物が入らないようにバリア機能があり、真皮のような場所までは外から異物が入らないようにガードされています。

化粧品の管理をおこなっている「薬事法」という法律で、化粧品が角質層よりも奥まで浸透するという広告は禁じられています。
化粧品は真皮までは浸透しないというのは厚生労働省でも認めていることです。

これは一般のお客さんだったらわからないようなことですね。

お店で習った内容で説明をした後、エステを行いそのお客様（化粧品研究所の方）の施術は終了。あまり満足はされていない様子で、再度来店されることはなかったみたいです。

その後オーナー自身色々と調べ、当時の説明は間違えていたということがわかり

となったみたいです。現在は当時行っていたような説明は行われないようになっています。

当時は色々な化粧品を塗ったり、勧めたりしていたそうですが、極力シンプル、成分に関しても自然な商品の方が良いと考えるようになったみたいです。その他にも体の外からばかりアプローチするのではなく、体の内部から変えることが大切、一般的に良いと思われていたり、大手でお勧めしている商品、施術内容では肌のことを考えたベストな提案にはなっていない、間違えていることも、、等々いろいろと知っていき、そうなると独立するしかないとなって最終的には大手化粧品会社は辞めて個人店となりました。

ただ、化粧品は大手が強いわけで、大手ブランドの看板をおろすと、けっこう厳しくはなります。既存のお客さんはついて来てくださったみたいですが、新規の人はあまり来ないですからね。今までの経験を踏まえてやっていても大手の看板があるのとないのとでは変わってしまいます。化粧品もつけてすぐに良い悪いなどあまりわからないですからね。

最後に私の見解ですが、大手の化粧品も悪くはないのかなと思っています。
商品が悪すぎるとさすがに売れないですし、それだけ多くの人が使われており、良いと思われている方も大勢いらっしゃいます。よくわからない化粧品で肌トラブルが起きても嫌ですし。
化粧品について詳しくなければとりあえず大手が扱っている商品を選んだ方が安心は買えると思いますし、大きく外さないですね。

ただそこにはビジネスが絡んでますし、宣伝費をかけ広告しており、その費用は化粧品で取り戻しています。
原価を安くするか、価格を高くして会社は売り上げていくわけですね。
業界的によく言われているのが、ブランド料が入っているというやつです。
また、大衆受けするように良い匂いの成分（香料）が入っていたり、付け心地が良いように本来必要のない物も入っています。
肌に1番良い商品を売っているわけではなく、最も売れる商品であることを目的とされている側面はあります。

売れている商品も実はそんな良くなかったということは実際にあるわけですし。

費用対効果や成分などを確認すると、あまり名前が売れていないけどもっと良い化粧品もあるのは確かです。また何種類も塗りすぎないということも大事です。

日本の化粧品会社だけでも5,600社程あると言われてますので、勉強していなければそれが良いと判断するのは難しくもありますね。勉強していても難しいですが。

だから良い商品を選ぼうと思うと、詳しい人に聞く、その人が信頼できるかどうか、ここらへんで判断していく必要があるのかなと思ってます。

うちのお店では肌に良い化粧品を取り扱うようにしています。万人受けしないということもあるかもしれないですが、ご興味がある方はお問い合わせください。
最後宣伝でした。