体に不調が出る原因

肩こり、腰痛、膝痛、頭痛、痺れ、だるさ、倦怠感などなど、これらの症状が体に出る理由について今回は記載します。
結論としては体の回復力より、体への負担の蓄積が大きくなった時、日々体の中に疲労が蓄積されていきます。そしてその疲労の蓄積が、体の耐えられる限度を超えたときに何かしらの症状となって現れます。

ここからは以上のことについて詳しく書いていきます。

しんどい、痛い、等々何かしらの症状を体の不調とします。

体に不調が出るのは

不調が出る原因　　＞　体の回復力

です。

日々の生活の中で体に不調がでるような原因を積み重ねています。

それは姿勢の乱れや、筋肉疲労、仕事の疲れ、ストレス、など体に負担をかける原因は様々あります。

不調を誘発する出来事をここからは「不調誘発因子」と書きます。

体には不調誘発因子が蓄積されていき、それが溜まり、体が耐えきれなくなったとき、何かしらの症状が現れます。

しかしすぐにそれが体に現れるわけではないです。

体には体質があります。これはコップに例えます。

これがその人が耐えられる容量です。

このコップの大きさ(体質)は人によって変わります。また、年齢によっても変わっていきます。

ここに日々、不調誘発因子が溜まっていきます。

コップの中の水をここでは不調誘発因子として例えています。

これが疲労の蓄積ですね。

しかし、人には回復能力があるので

ここに溜まった不調誘発因子は、減らすことができます。

若い時は１日寝れば次の日は回復していた

これは寝ることによって、コップの中に溜められた不調誘発因子を全て空にした状態です。

これが好調の時です。

不調誘発因子が多くなり、回復力が追いつかなくなると１日経っても、コップの中の不調誘発因子は空にならないです。

これが翌日も疲労が蓄積されている状況です。

コップの中から不調誘発因子は溢れていない間は、体に症状、異変はでません。

疲れたと感じるくらいです。

そしてこれがドンドン溜まっていきます。

そしていつか溢れる時がきたら体に何かしらの症状として現れます。

次に、コップの大きさ(体質)は人それぞれ違います。そのため同じ生活スタイルを送っていても問題がない人もいれば、問題が発生する人もいます。そして体質自体も変わっていきます。それは年齢を重ねると若い時より体質は落ちるからですね。
もちろん良い習慣を取り入れて体質が良くなることもありますが、通常は若いときの方が何もしなくても元気があります。
年齢を重ね、コップが小さくなった状態で、若い頃のように無茶なことをしていても不調誘発因子が溢れやすくなります。

体を好調な状態で保つために考えられることは3つあります。

上の３つについて記載します。

①不調が出る原因を減らす

そもそもの不調を誘発する原因を減らしてあげれば良いです。

例えば、ドライバーであれば長時間運転による姿勢の乱れや荷下ろし作業による体への負担

事務作業の人なら座ってるときの姿勢や長時間パソコンによる目の酷使、ストレートネック、、

などなど何かしら体への負担をかけている原因（因子）があるわけです。ここを減らせればいいですが、不調がでる要因が仕事だとしたら0にすることは難しいので、休息をこまめにとる等少しでも減らすことを考えます。

②体の回復能力を高める

日々生活していると、体の中に不調誘発因子は溜まっていきますので、これを翌日には空にできるほどの回復力を持つことも大事です。

日々の運動や、睡眠、食生活、などなど。

回復力を高めて体を休ませてあげることですね。

③体の体質改善

人の体はそれぞれ体質が違います。また同じ人でも年齢によって体質は変わります。
ただ、これも自分の体を鍛えることによって、そもそものコップの容量を大きくするような体質改善ができることも考えられます。病気になって寝たきりになると途端に体は弱くなります。体は程よく使わないとどんどん弱くなっていきます。

以上３つのことを考え、コップ(体質)から不調誘発因子を溢れないようにしなければいけないです。

プロスポーツ選手などは運動していますが、あれは健康の為の運動ではなく、プロスポーツの世界なので、体に過度な負担をかけています。だから体への疲労の蓄積も大きいです。その為、体の回復力を高めるために、練習が終わったあとに必ずトレーナーによる体のボディケアを入れて、回復力を高めています。

私が行っている整体も疲労からの回復を高める一つとして考えることができます。

ただ、体の不調となる原因が回復力を超えていれば、体の不調は改善してきません。

その為、不調がでる原因を減らし、体の回復力を高める

このことについて考えて取り組まないといけないです。今問題があまり出ていないから安心というわけでもないです。

体の回復力の方が上回っていれば、健康に過ごすことができます。