私は整体を行っていますが、
「お医者さんが整体などの治療は悪いとネットに書かれている記事を見たけど、実際どうなの?」
と知り合いから聞かれたことがありますので、このことについて個人的見解を記載します。
結論としては、一部の事例のみ取り上げて、業界全体を悪く言うことは良くないですが、否定している医師がいることは理解はできる、ということです。
整体業界にはお金目的や悪いことをしている方はいます。
しかし、これは他の業界でも同じことがあり、どの業界にも悪いことをする人はいます。
医師業界でもヤブ医者やお金目的の医師だっているわけです。
他には、悪いことをしようと思っていなくとも悪い結果になったという事例です。
消費者庁には整体施術後に体が痛くなったとの報告は毎年あげられています。
危険な施術を行なって、壊すべくして人の体を壊している例はあります。
以前書いた記事で、カイロプラクティックに一部危険な手技がありますが、しっかり学ばずに行ったりすることです。詳しくはこちらをご参照下さい。
良くしようと思って行った施術であっても、結果悪くしてしまうという例もありますが、これもダメなことであります。
硬い筋肉を動かした、ストレッチをかけたら後々痛くなったということです。
些細なことから痛めてしまうことだってあります。
例えば、くしゃみをしてぎっくり腰になられるような方もいるので、うつ伏せから仰向けになるだけ、寝た状態から起き上がるときに痛めたといったことだって起こりえるわけです。
しかしそのようなことも把握した上で施術を行うことが大切であり、整体は体を扱う仕事のため、人の体を壊さない知識と技術は必要です。
もちろん医師業界でも医療ミスや良くしようと思って行った施術行為が、悪い結果に繋がった事例はあるかと思います。
ただ、一つ言えることは
医師は医師資格を取得しているので、最低限の体に関する知識を身につけている証明があります。
整体師というのは、日本では国家資格は定められていません。つまり最低限の基準がなく、公的に証明できるものがないです。
そのため誰でも整体師になることができ、全く勉強していない状態で行っている人もいれば、危険なことをしている人もいるのは事実です。
また、誇大広告が絶えない業界でもあります。
以上の経緯もあるので、医師が整体業界などについて否定的な意見をする方がいるのはわかりますが、医師もヤブ医者や、悪くなったこと、治らない事例のみ取り上げられ、
「医者に行っても良くならない」
と否定した人がいたとしても
お医者さんに助けられた人、病院で良くなった人は大勢いらっしゃるわけです。
整体業界でも良くなったという方も多くいるので業界としては成り立っています。整体は正しく行えば体には良い結果、プラスのことではあります。
整体行為は”医療類似行為”にあたり体に危害を及ぼさない範囲での施術は国として認められています。
その為、整体が悪いのではなく、悪い方や危険な施術、悪い事例もありますが、正しく行えば、それは体や健康にプラスの効果をもたらしますね。
以上です!