テレビで放送されている情報番組などは偏った意見が多いことがあります。
なぜテレビの情報は偏った意見になってしまうかを知る為に、今回はテレビの仕組み、そして偏りが起きる原因について書きました。
まず初めに、テレビ番組の制作にはお金がかかっており、そのお金はスポンサーが出しており、その為視聴者は無料で番組を見ることができます。
テレビ番組の制作にはお金がかかっている
例えにドラマ番組を取り上げます。
ドラマ番組の制作過程には指揮を取る監督がいて、演技をする俳優さん、照明さん、音声さん、音響さん、多くの方が関わっており、人件費もすごくかかっています。
そして完成したドラマがテレビで放送され、視聴者は無料で見ることができます。
なぜお金をかけてできたテレビ番組を無料で見れるのか?
スポンサーがテレビ局にお金を払っているからです。
各企業がスポンサーになっています。
なぜスポンサーはテレビ局にお金を払うのか?
テレビが放送されると合間にCMが入ります。スポンサーとなっている企業は自分たちの商品の宣伝をCMで行います。
CMを見た視聴者が各企業の商品を購入したり、企業のイメージアップに繋がりスポンサーとなるメリットがあるからです。
その為、テレビは多くの方に視聴してもらわないと意味がないので視聴率にこだわっています。
視聴率が悪い放送だと、CMで商品を紹介しても見ている人が少ない為、宣伝にならないからです。
- スポンサーがテレビ局にお金を出す
- そのお金を元にテレビ番組制作が行われる
- テレビ番組が放送される
- CMでスポンサー企業の宣伝がされる
- CMを見た視聴者から企業商品などが購入される
- テレビは視聴率にこだわり多くの視聴者に見てもらえる番組作りを考える
- スポンサーのメリット、利益となる
スポンサーになっている企業には、製薬会社、食品会社、自動車メーカー・・・などなどあります。
スポンサーによって情報が偏る
スポンサーはテレビ局にお金を出して、テレビは成り立ち視聴者は無料で見ることができます。この流れがある為スポンサーの意図と反する番組の構成にはならないです。
先にあげたドラマだとフィクションなので偏った意見とあまり関係はないですが、情報番組の場合はスポンサーがどこの企業になっているかで偏りが出てしまいます。
例えば、健康番組で製薬会社が番組スポンサーとなっていた場合、「薬は極力飲まないほうがいいですよ」という番組を制作しても薬を売っているスポンサー企業のメリットが生まれないわけです。むしろ薬を飲んでくれた方が企業としてはメリットが出ます。
これはあくまでも例え話なので薬が悪いといったことを書いているわけでも、テレビを否定しているわけでもないです。
最後に
テレビはバイアス、利権がからむ
そのような媒体ではあるので、テレビからの情報は一つの側面であって、全てではないということです。情報はテレビ外から取ることも大事ですね。